ひばり君のトピックスインタビュー
犬は友だちLab’s EARプロジェクト
= 子羊の耳・ラブの耳
名前の由来と応援の呼びかけ
こんにちは!今回のテーマは、ことリさんたちの、“犬は友だちLab’s EARプロジェクト”です。プロジェクトのお名前のことや、どんな活動なのか、お聞きしたいです。
ことリ:こんにちは!ひばりくん。私たちは、セラピードッグやハンドラーさんの存在をもっと多くの人に知ってもらってワンちゃんと友だちになる素晴らしさを伝えたいと思っています。
令和4年から、3年間、福岡県の「セラピー犬施設等派遣事業」への協力をきっかけに、認定NPO法人日本レスキュー協会(日レスさん)のセラピードッグたちとそのパートナーである、ハンドラーさんたちとコラボする機会をいただき、福岡での実践を重ねてきました。日レスさんのワンちゃんたちとスタッフの皆さんは、全国いろんなところに出向いて活動をしていらっしゃいます。
認定NPO法人 日本レスキュー協会
https://www.japan-rescue.com/
日レスさんって活動範囲が広いんですね。福岡の活動には特徴がありますか?
ことリ:福岡での特徴は、ワンヘルス活動の一環としてドッグセラピーを位置付け、多職種がチームとなってプログラムを作り、カスタマイズしていく点です。このやり方は、「福岡モデル」というスタイルとして報告されています。「ドッグセラピー導入のためのガイドブック」が福岡県のホームページにも掲載されていますので是非みてください。
福岡県「ドッグセラピー導入のためのガイドブック」
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/dog-therapy.html
それ、ぼくも読みました!ワンちゃんたちと出会った時の、うれしい、楽しい、幸せ!そんな気持ちがたくさん詰まっているなと思いました。
ことリ:ドッグセラピーのモデル事業では、ワンちゃんたちがやってくる日を心待ちにし、友だちのように感じている子どもたちがたくさんいました。2回目以降は、「やっと会えたね」と再会を喜ぶ姿を見ていると限られた機会の中でも確実に心のつながりを築いていると感じました。
かけがえのない時間になっているんですね。
ことリ:最初の頃は、その時間の充実した様子に立ち会って、それだけでも素晴らしい取り組みだと感心していました。実践を積み重ねる中で、ワンちゃんたちとの間に生まれた喜びは、その時間が終わるとすぐに消えてしまうのか、それとも消えずに残るのか、そんなことが気になりながら見守ってきました。
消えずに残って、次につながるといいですね。
ことリ:はい、ドッグセラピーが終わったあとのその場の空気、子どもたちの様子がすごくいいんです。楽しかったという余韻が漂っていて、でもそれはやがてしずまり、子どもたちはまた日常生活に戻っていくんだなと思いました。それはそれでもちろんいいのですが、次の機会があるなら、再会の時を待つ中にも、その温かさや温もりを思い出せたらいいだろうなと思うようになりました。
会えない時もワンちゃんたちの温もりを思い出す、ですか。何かいいアイデアがあるんですか?
ことリ:はい、福岡に来てくれるワンちゃんたちの仲間に、ハッピーという名のラブラドールレトリバー犬がいます。ハッピーのお耳の感触とよく似たハーブの葉っぱがあったんです。
ハッピーの耳とハーブの葉っぱ?少し詳しく教えてください。
ことリ:ハンドラーのAkikoさんは、動物介在療法で有名なニューヨークにあるグリーンチムニーズという施設を訪問しました。そこは、自然と動物との絆を通じて、子どもたちが本来の自分を取り戻し、社会で自立していくための「総合的なセラピーと教育の場」なんだそうです。Akikoさんと、いつも一緒のワンちゃんたちは、しばらく日本でお留守番。その施設でさまざまなことを学ぶことができたそうです。
グリーンチムニーズ
https://www.greenchimneys.org
そこのスタッフさんがラムズイヤーというハーブの葉っぱを手渡して
子どもたちが少しイライラした時に、この葉っぱに触ると、気持ちが落ち着きやすくなるんですと話してくれました。実際にその葉っぱに触れたAkikoさんは、思わずハッピーの耳を思い出したそうです。
そして「ハッピーの耳にそっくり!」と私たちにメールをくれました。Akikoさんもハッピーたちとしばらく離れてていたので、なおさらその感触がハッピーの耳を思い起こさせたのでしょう。
そのハーブは、ラムズイヤー、子羊の耳という名前です。薄い毛に覆われたやや厚みのある葉っぱです。
その手触りは、ラブラドールレトリバーの魅力でもある、あのたれた柔らかなお耳によく似ていますと聞いて、私は、速攻、ガーデニング店に駆け込みました。ところが、季節が過ぎていたらしく、お店の人から翌年の5月ごろ入荷しますと言われ、待つこと半年、ようやくラムズイヤーの小さな苗を入手でき、育ててみることにしました。
なるほど、やっとつながりました!ラムズイヤーという葉っぱの手触りが、ハッピーのお耳の手触りに似ているから、思い出すための手掛かりになるって思ったんですね。
ことリ:そうなんです。友だちになったワンちゃんのことを、その子の日常の中で思い出せるような手がかりがあるといいなと。探すときっともっと見つかると思います。そんな架け橋となるような手がかりのシンボルとして、このエピソードはぴったりだと思いました。それで、「ラブラドールレトリバーのお耳」と「ラムズイヤー」にちなんで、「Lab’s Ear」と呼ぶことにしました。
だから「子羊の耳・ラブの耳」なんですね。
ことリ:長い長いお話しでしたね。
うふふ。確かに。でもお名前の由来はよくわかりました!実際にはどんなことをするんですか?
ことリ:このプロジェクトの目的は2つあります。まずはセラピードッグと子どもたちの交流の大切さを知ってもらい、再応援してくれる人の輪を増やしていきたいと思っています。ラムズイヤーはとっても育てやすく、株分けをするとどんどん増えていきました。なので、一緒にラムズイヤーを育ててくれる人がいたら、この話も一緒に広まるといいなと思います。ラムズイヤーを通じて、ドッグセラピーを待ち侘びている子供がいることを伝えていきたいです。ハーブを育てるのも楽しいですよ。柔らかな手触りは、日々の生活にとって安らぎにつながると思います。
ラムズイヤーを育てたい人には株分けしているんですね。
ことリ:そうです。口コミで広げているところです。
もう一つの目的は?
ことリ:ドッグセラピーの余韻を、日常に繋げるようなアイデアとプランを探求し、チャレンジしていくことです。日常生活の中で、ワンちゃんとのつながりを思い出せるものを探していきながら、ドッグセラピーを応援していきたいと思っています。ハッピーたちセラピードッグとハンドラーさんが私たちにもたらしてくれる穏やかで明るくて楽しい時間についての理解を広めていきたいです。
Lab’s Earプロジェクト、応援してくれる人が現れるといいですね。
犬は友だち Lab’s EARプロジェクトをサポートしてくださる方はこちらのフォームでお問い合わせください。
ことリは、人と人の関係性だけでなく、動物や植物との関係性を見つめ、コミュニケーション活動を提案します。